返済日を守ることはカードローン利用者としてのルールです。まずは返済日を忘れずにしっかりお金を返すことに集中していきましょう。もしカードローンの返済が遅れてしまった場合、みなさんにはペナルティが課せられます。
「遅延損害金」は返済が遅れた時のペナルティで、利息とは別途支払わなければなりません。ここではカードローンの遅延損害金について詳しくご紹介していきましょう。
返済時に支払う遅延損害金は、各金融業者の「遅延損害利率」によって決まります。「遅延損害金を払いたくない!」というなら、まずは返済を遅らせないようご注意ください。カードローンを正しく利用していれば、遅延損害金を支払わなくて済みますからね。
もしカードローンの返済が遅れたら、速やかに次の行動を取りましょう。
まずはカードローンを利用中の金融業者に電話で連絡を入れましょう。返済が遅れている旨を自分の口でしっかり伝えることで、利用者としての信頼度も大幅に下がらずに済みます。
ただし、返済が遅れている時点で信頼は失われかけていますので、少しでも早めに支払いを済ませてください。あらかじめ業者側に予定日を伝えておき、忘れずに返済をしましょう。
そして返済時には、遅延損害金を含めた金額を支払います。
カードローンでお金を借りると「利息」の支払いも求められますが、遅延損害金は利息とは別ものです。
返済が遅れていない方も利息は支払わなければなりませんが、遅延損害金は返済が遅れた場合のみ支払います。もちろん無利息で借りている場合も遅延すればペナルティは付きますよ。
数日返済が遅れた程度では大きなトラブルにはなりませんが、たった1日だけでも遅延損害金は必ず支払うべきものとされています。
では、カードローン返済が遅れた場合、遅延損害金はいくら支払えば良いのでしょうか?
遅延損害金の算出方法は利息と同様です。借り入れ額と遅延損害利率、遅延した期間によって計算することができます。まずは各業者の遅延損害利率をチェックしていきましょう。
大手消費者金融の遅延損害利率は以下のとおりです。
プロミス | アコム | アイフル | レイクALSA | SMBCモビット |
---|---|---|---|---|
年20.0% | 年20.0% | 年20.0% | 年20.0% | 年20.00% |
大手消費者金融のカードローン金利(借入利率)は年18.0%前後が上限となっていますが、遅延損害利率はさらに高い年20.0%です。利息以上に負担になることが分かりますね。
ここからは例として「アイフルのカードローン(キャッシングローン)で5万円を借り入れし、7日間返済が遅れた場合」の遅延損害金をシミュレーションしてみましょう。
遅延損害金は「借り入れ額×遅延損害利率÷365日×遅延した日数」によって算出します。この式に当てはめると「5万円×年20.0%(0.2)÷365×7」になりますね。計算結果は192円です。
これは7日間遅延したケースですから、さらに返済が遅れればますます遅延損害金は増えていきます。利息と同じ原理なので、カードローンを利用する際のルールのひとつとしてよく覚えておきましょう。
とは言え「遅延損害金は払いたくない!」という方がほとんどかと思います。しかし、カードローンの返済が遅れればどの消費者金融を利用しても遅延損害金を払わなければなりません。
遅延損害金を払わないようにするためには、まずみなさん自身がカードローンの返済を延滞しないことが第一です。遅延を防ぐコツをしっかり身につけていきましょう。
返済を延滞する原因のひとつに「毎月の返済額の負担が大きい」という問題が挙げられます。もし月々の返済負担を感じているなら、返済額を少し抑えてみましょう。ただし、最低限度の返済額は支払わなければなりませんので、その点はご注意ください。
返済日を忘れない工夫としては、各消費者金融の「返済日通知メールサービス」などを利用する方法がおすすめです。返済日の直前にメールが届くことで、うっかり忘れを予防できますよ。
また、返済以前の問題として「お金の借り過ぎ」が延滞に影響するケースもあります。
お金を借り過ぎることで悪循環に陥る恐れもありますので、返済の遅延が気になる方はカードローンの使い方から注意していきましょう。
カードローンを利用する上で最も大事なことは、返済のルールを守ることです。どんなにたくさんお金を借りたとしても、きっちり完済できれば問題ありません。
対して、たとえ少額の借り入れでも返済が遅れれば延滞行為となります。これからカードローンでお金を借りるみなさんは、サービス内容をよく理解し、ルールを守って活用してくださいね。