自分が利用中のカードローンを他人の名義に、もしくは他人が契約しているカードローンを自分の名義に…という「名義変更」を希望している方もいらっしゃるかと思います。
「名義変更すれば返済しやすくなるかも!」という期待から名義を譲渡する手続きを考えているのかもしれませんが、残念ながらみなさんが契約できるカードローンは自分名義のみとなります。
ここではカードローンの名義変更ができない理由についてご紹介していきましょう。名義変更の禁止にはみなさんの「返済能力」も大きく関わっています。また、場合によっては名義変更可能なケースもありますので、併せてチェックしてみてくださいね。
カードローンの申し込み時には必ず審査を受けなければなりません。審査を受けるのは、カードローンを契約する本人です。問題がなければ審査に通過し、カードローンは本人の名義で契約されます。
しかし、既に契約しているカードローンを他人の名義に変更することはできません。たとえ夫や家族でも他人と見なされますので、名義変更は認められていないのです。
契約が完了した時点でそのカードローンはみなさん自身の所有物です。カードローンという所有物を他人に譲渡することはできない、というルールなのでご注意くださいね。
どうしても夫の名義でカードローンを契約する必要があるなら、ご自身が契約中のカードローンを解約し、改めて夫名義で申し込みをしてください。
夫の名義でカードローンを契約する際に審査を受けるのは夫自身です。この場合、みなさんの状況は審査には影響しません。
カードローンの名義変更が認められていないのは、契約をする上で「返済能力」が重視されていることが大きな理由です。
消費者金融のカードローンは無担保、保証人なしで契約可能ですが、それだけに契約者本人の返済能力が重要な審査ポイントとなっています。カードローンの契約は自己責任というわけですね。
担保も保証人も付いていませんので、もし「カードローンの返済ができなくなった」などのトラブルが起きた場合は、みなさん自身で責任を取る必要があるのです。
仮にAさんからBさんにカードローンの名義が変更できた場合、消費者金融側は改めてBさんの審査を行わなければなりません。これはとても手間がかかるものですし、スムーズに手続きが進むとも限りません。
カードローンは数あるローンの中でも比較的お金を借りやすいイメージが強いですが、返済能力や審査などの条件から他人の名義に変更できるサービスではない、と理解しておきましょう。
もしみなさんが次のような状況にある場合、カードローンの名義変更が可能となります。
女性の場合は結婚や離婚によって苗字が変わるケースが多いので、カードローンを契約中に状況に変化があった場合はすぐに消費者金融まで連絡を入れてください。
カードローン契約をした本人の氏名が変わった場合、名義変更は認められます。むしろできるだけ早く名義変更するべき状況なので、すぐに連絡をしましょう。
名義変更の他、次のような変更点があった場合もすぐに消費者金融に連絡し、登録情報を修正してもらいましょう。
名前に限らず、登録情報の変更は放置してはいけません。今後のカードローン利用にも関わってきますので、コールサービスや店頭窓口で変更を申し出てくださいね。
自分のカードローンを他人名義に変更することはもちろん、他人のカードローンを自分の名義で登録し直すのもNGです。名義変更だけではなく、申し込みの段階から「カードローンを契約できるのは自分の名義のみ」と決まっています。
こうしたルールはカードローンの不正契約、不正利用を防ぐために課せられているものです。今後安全にカードローンを利用していきたいなら、自分名義のカードローンを正しく使うことを第一に考えてくださいね。