カードローンで借りたお金は、返済日に欠かさず支払わなければなりません。もし返済ができなかった場合は「延滞」と判断され、今後のカードローン利用に悪影響が現れます。
ここでは「もしもカードローンを延滞してしまったら」というケースを想定して、延滞後の対処法についてご紹介していきましょう。延滞は返済トラブルの一種ですが、適切に対処をすれば問題を最小限に抑えることができます。
トラブルの対処を終えたら、もう二度とカードローンの延滞をしないように使い方を改めていくことも忘れてはなりません。延滞の一番の原因はカードローンの使い方にあります。正しい使い方でカードローンを活用していきましょう。
意図的にカードローンの延滞をしている方もいれば、うっかり延滞をしてしまった方も多いかと思います。どのような理由にせよ、延滞をしている事実は同じです。まずはご自身で「延滞していることに気付いているか?」が問題です。
延滞に気付いたら、まずはカードローンを利用中の金融業者に電話で連絡を入れましょう。いつから延滞しているかに関わらず、できるだけ早めに電話をしてください。
業者への電話でみなさんが伝えることは以下の3点です。
延滞をしている事実を伝えることはもちろん、延滞をしたことに対する謝罪も忘れないでくださいね。そして重要となるのが返済予定日です。
カードローンの延滞に気付いたら、真っ先に返済予定日を決めましょう。
スムーズに返済額を支払うためにはもちろん、金融業者との信頼関係のためにも返済予定日は必ず伝えてください。(業者側から尋ねられる可能性もあります)
返済予定日は少しでも早い方が良いでしょう。直近で返済可能な日があれば、早めに支払いを済ませてくださいね。その際には「遅延損害金」の支払いも求められます。
遅延損害金とは、遅延損害利率をもとに算出された延滞手数料のことです。カードローンの返済時には利息を支払いますが、利息と遅延損害金は別ものです。
無利息でカードローンを利用していない限り、延滞をしていなくても利息は支払うものです。しかし、遅延損害金を支払うのは延滞をした時のみです。いわゆるペナルティですね。
大手消費者金融のカードローン(無担保ローン)では、遅延損害利率が年20.0%というケースがほとんどです。
通常のカードローン金利は最高でも年18.0%の消費者金融が多いですが、遅延損害利率になると法律における上限金利の年20.0%に達します。
安全な消費者金融では金利が年20.0%を超えることはありません。ただし、高利率によって遅延損害金の負担は増えますので、十分ご注意くださいね。
カードローン延滞をしたら利息と遅延損害金を含めて返済をする、この流れを踏まえて速やかに対処していきましょう。また、延滞をしたことをきっかけに今後のカードローンの使い方を改めることも大切です。
延滞と判断されるのは、返済日を守っていない場合です。必ず返済日を守ることは基本中の基本ですが、もし返済が遅れてしまうような月々の返済額を見直す必要もあるでしょう。
毎月返済をしていく中で「お金を返すのがキツい…」と感じることが増えているなら、返済額を見直す時期です。金融業者にも相談をしながら返済計画を改善してみましょう。
また、延滞を防ぐための対策としては「これ以上カードローンでお金を借りない」という判断も必要ですね。
一度でもカードローンの延滞をしているなら、再度トラブルが起きる危険性を避けるためにも、今以上の借り入れは控えておきましょう。今は返済だけに集中し、計画的に完済を目指してください。
カードローンの使い方を改めるだけでも延滞は防げます。今まで延滞をした経験がないみなさんも返済トラブルの対策法として覚えておきましょう。
初めてカードローンを利用する主婦のみなさんの中には、つい返済を忘れて延滞をしてしまう…という方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、こちらでお話ししてきたように適切な対処を取れば、今後も変わらずカードローンを利用していけます。
巷ではブラックリストとも呼ばれていますが、正しくは信用情報機関に登録された金融事故の結果です。ブラックになるとカードローン利用にも悪影響が現れますので、延滞には十分気をつけておきましょう。