キャッシングを利用できるのは、安定した収入がある方のみです。仕事をしておらず安定収入を得られていないみなさんは、キャッシングでお金を借りることはできません。
無職・無収入の方はもちろん、生活保護を受けている方も同様です。ここでは生活保護受給者のみなさんに向けてキャッシングの審査の注意点についてご紹介していきましょう。
現在生活保護を受けている方がキャッシング審査に通過するためには、まず生活保護を受給している状況から抜け出さなければなりません。キャッシングの利用対象にならない限りお金を借りることはできない、というルールを理解しておきましょう。
まずはキャッシングを利用するための審査条件をチェックしていきましょう。一般的な消費者金融のキャッシング審査条件は以下のとおりです。
満20歳以上の成人がキャッシングの対象です。安定した仕事と収入がある方が対象となっているのは、キャッシングには返済能力が大きく関わってくるからです。
他社の借金も同様ですが、消費者金融によっては既に借金があっても審査に通過するケースもあります。ただし「総量規制」を超えた借り入れはできませんのでご注意くださいね。
キャッシングの審査条件を見ると分かるように、生活保護受給者の方は無職・無収入の状態に当てはまります。
もし成人していたとしても、仕事がなく収入もないという時点でキャッシングの利用対象からは除外されてしまいます。残念ながら、生活保護の受給額は収入とは見なされません。
生活保護の受給は定期的にあるものですが、キャッシングの審査対象になる安定収入には当てはまらないのです。現在生活保護を受給しているみなさんは、キャッシングの申し込みは控えておきましょう。
それでも「キャッシングの申し込みをしたい!」という場合、生活保護受給者のみなさんは必然的に嘘をつくことになります。
消費者金融のキャッシングは虚偽の申し込みでは契約できません。安定収入があると嘘をついて申し込みをしたとしても、生活保護受給者であることはいずれバレてしまうでしょう。
もし生活保護受給者だとバレた場合、キャッシングサービスの利用が停止されるだけではなく、今後キャッシングの契約ができない「金融ブラック」として信用情報に登録されることになります。
金融ブラックになると次のようなデメリットが生じます。
キャッシング利用者としての信頼を失い、お金を借りることが禁止されます。金融ブラックの情報は信用情報機関で共有されていますので、もちろん他社での融資も認められません。
生活保護ではないと嘘をついたところで、安心してキャッシングを利用することはできない、と理解しておきましょう。
どうしてもキャッシングでお金を借りたい場合は、生活保護の状況から抜け出すことが必要となります。今のままでは審査を受けても落ちるだけなので、審査条件をクリアすることを考えていきましょう。
一時的に仕事をした、臨時に収入があった、というだけではキャッシングの利用対象にはなりません。審査に通過する際に望ましいのは、今後も継続的に仕事と収入がある状態です。
消費者金融のキャッシングはアルバイトやパートの方も利用対象なので、正社員として仕事をしていなくても構いません。ただし、収入が安定していることが条件です。
生活保護を受給していた期間が長い人ほど、新たに仕事を始めるのは難しいと感じるかもしれませんが、キャッシングを利用が目的なら仕事に就くことは避けられません。
また、実際に仕事に就いて収入を得られるようになると、生活保護受給時よりも金銭面に余裕ができ、結果的にキャッシングを利用する必要がなくなった、というケースもあります。
もちろん、病気や怪我などでどうしても仕事ができない状況にあるなら無理をする必要はありません。キャッシングは利用することはできませんが、今は生活保護を受給しながら暮らすことが第一でしょう。
生活保護は自治体によって支給されている制度です。生活保護で受給したお金はみなさん自身のものではありません。そのため、定期的に受給をしていても収入とは言えないのです。
キャッシングでお金を借りる必要があるなら、生活保護を受給している状態で申し込みをしても意味がありません。まずは今の状況から抜け出せるかが重要です。
また、そもそもなぜお金が必要なのか、キャッシングの使い道についてもご自身でよく考えてから結論を出しましょう。